■ 伝統工芸品の数 ■ 『伝統工芸品』と『伝統的工芸品』の違い ■ 『伝産品』とは? ■ 『伝統的工芸品』とは? ■ 『伝統的工芸品』の種類・分類
伝統工芸品の数
『伝統的工芸品』 国指定 : 225品目 ※2017年(平成29年)1月26日現在
『伝統工芸品』 地方自治体指定 : 約1,200 (調査中)
平成29年1月現在、経済産業大臣が指定する「伝統的工芸品」は全国に225品目あります。
『伝統工芸品』と『伝統的工芸品』の違い
日常的に『伝統工芸品』と総称されるものは、厳密には『伝統的工芸品』と『伝統工芸品』に分かれます。その違いは、どこが認定したかによります。
『伝統的工芸品』とは、国(経済産業大臣)から指定を受けた工芸品のこと。
『伝統工芸品』とは、都道府県の各地方自治体が認定した工芸品のこと。
『伝産品』とは?
『伝産品』(でんさんぴん) : 伝統的工芸品の略称。指定基準となる法律『伝統的工芸品産業の振興に関する法律』が、『伝産法』と略されています。
『伝統的工芸品』とは?
『伝統的工芸品』とは、次の要件をすべて満たし、経済産業大臣の指定を受けた工芸品のことを言います。経済産業大臣の指定は、『伝統的工芸品産業の振興に関する法律』(昭和49年法律第57号、略称『伝産法』)という法に基づいています。
1. 主として日常生活で使用する工芸品であること。
2. 製造工程のうち、製品の持ち味に大きな影響を与える部分は、手作業が中心であること。
3. 100年以上の歴史を有し、今日まで継続している伝統的な技術・技法により製造されるものであること。
4. 主たる原材料が原則として100年以上継続的に使用されていること。
5. 一定の地域で当該工芸品を製造する事業者がある程度の規模を保ち、地域産eft業として成立していること。出典: 経済産業省
「的」とは、「工芸品の特長となっている原材料や技術・技法の主要な部分が今日まで継承されていて、さらに、その持ち味を維持しながらも、産業環境に適するように改良を加えたり、時代の需要に即した製品作りがされている工芸品」というほどの意味です。
『伝統工芸品』とは?
都道府県の各地方自治体が認定する『伝統工芸品』の要件 (調査中)
『伝統的工芸品』の種類・分類
織物
木綿、紬(つむぎ)、絣(かすり)、縮(ちぢみ)、しな布(しなふ)、上布(じょうふ)
染色品
染物、友禅、絞(しぼり)
その他繊維製品
刺し子(さしこ)、繍物(ぬいもの)、くみひも
陶磁器
やきもの : 土を練り固め、窯で焼いて作ったもの
漆器
漆器、塗り物
木工品・竹工品
箪笥(たんす)、指物(さしもの)、桶樽、木彫、寄木細工、和竿、簾(すだれ)、弓、竹細工、わら細工
金工品
鉄器、鋳物(いもの)、打刃物(うちはもの)、銀器、銅器、錫器(すずき)
仏壇・仏具
仏壇
和紙
和紙
文具
墨、硯(すずり)、筆、そろばん
石工品・貴石細工
石燈籠(いしどうろう)、めのう、水晶細工
人形
雛人形、郷土玩具[こけし、張子]
その他工芸品
革細工、硝子・切子、和傘、提灯(ちょうちん)、扇子・うちわ、琴、履き物、木版画、鼈甲(べっこう)、七宝
工芸材料・工芸用具
織機、金箔、形紙
『伝統的工芸品月間』&『伝統産業の日』
■ 伝統的工芸品月間
11月1日から11月30日。経済産業省が1984年(昭和59年)に定め、伝統的工芸品の普及推進事業を実施。伝統的工芸品月間国民会議全国大会、ジャパン・トラディショナル・クラフツ・ウィ-ク、他。
経済産業省は、伝統的工芸品の魅力をより積極的に国内外へ発信していくために、昭和59年から11月を「伝統的工芸品月間」と定め、全国各地において普及啓発事業を行っております。
□ 伝統的工芸品月間国民会議全国大会
[主催] 経済産業省、伝統的工芸品月間推進会議、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会、開催都道府県伝統的工芸品月間推進協議会、日本伝統工芸士会
伝統的工芸品月間国民会議全国大会は、伝統的工芸品に対する国民の理解とその一層の普及を目指して、昭和59年から毎年11月を伝統的工芸品月間と定め、毎年開催地を変えて、記念式典、全国伝統工芸士大会、伝統工芸ふれあい広場等の事業を全国規模で開催しています。
出典: KOUGEI-EXPO
□ ジャパン・トラディショナル・クラフツ・ウィ-ク/JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK [JTCW]
[公式サイト] [Facebookページ] [twitter] [instagram]
[主催] 一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会
[後援] 経済産業省 / 独立行政法人中小企業基盤整備機構
[運営協力] 特定非営利活動法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクト
東京・名古屋・大阪の衣食住を扱うライフスタイルショップが、各々の個性でセレクトした日本各地の伝統的工芸品を展示・販売するイベント。開催期間中、東京・名古屋・大阪のインテリアショップ、ファッション店、専門店等が伝統的工芸品の産地とコラボレーション、各店舗を巡るスタンプラリーや各メイン会場やサテライト会場で製作実演やワークショップ等も実施。
(コンセプト) ニッポンの伝統工芸に出逢う。- 創り手と使い手を繋ぐ
時代が移り変わっていくなかで、残していきたいニッポンのものづくりがあります。
歴史と伝統に生み出された名品は、その「技」と「美意識」、そして「ものづくりの精神」を
日本各地の職人が守り伝え「伝統的工芸品」として現在まで愛用され続けています。
JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEKの期間中、
日本各地の創り手から届けられる品々は
これまでの、そしてこれからの日本の心と心を繋ぐことでしょう。
創り手から売り手へ、売り手から使い手へ。
このイベントが、こうした伝統を守り受け継いでいく、一本の架け橋となりますように。
■ 京都市 『伝統産業の日』
[公式サイト] [Facebookページ] [twitter] [instagram]
京都市では1200年の悠久の歴史の中で培われた京都の伝統産業の魅力を国内外に発信するため, 平成13年度に春分の日を「伝統産業の日」と定め,市内各地できものや工芸品に関する多彩なイベントを開催します。
出典: 伝統産業の日|京都市
『伝統工芸品』『伝統的工芸品』 認定証
(準備中)
伝統工芸品の市場規模
(準備中)
伝統工芸品の企業数・従事者数
(準備中)